覇王魔術師の構築について。

こんにちは、いなきんぐです。

1月から施行される制限改定が発表され、トップだったスパイラルが大幅に弱体化、また、FWD制限によって手軽に大量展開やループが難しくなり、2番手、3番手だったデッキに光が当たる環境になったのではと思います。自分自身、スパイラル環境後期から触り始めた覇王魔術師が十分戦っていける環境になり嬉しく思っています。
今回はその覇王魔術師の構築を紹介、不採用カードについての説明などしようと思います。

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現在使用している構築。この構築を元にして話していこうと思います。

《モンスター》

・魔術師モンスター

8スケールが8枚、1スケールが3枚。覇王魔術師てにおいて覇王門零がP召喚可能になる8スケールは非常に重要です。
黒牙は後手寄りのカードでもありサーチ先としても優先順位が低いため2枚の採用としています。
調弦虹彩は妨害を作るカードであり8スケールなので最大枚数採用。

紫毒は後手を返しやすくし、かつ時空のペンデュラムグラフで破壊する事によって追加で1枚相手のカードを破壊出来る優秀な下スケールの為3枚採用。盤面に1枚は絡めたいカードです。

覇王Pモンスター
・覇王眷竜ダークヴルム

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このデッキの要。場に出せば下スケールを回収し、自身は上スケール、更にスケール効果はモンキーボードを彷彿とさせる非常に強力なカードで文句なしの3枚。スケール効果を使用した際の闇属性しかP召喚出来なくなるデメリットも、もともと闇属性が半分以上を占めているこのデッキなら気になりません。

・覇王門零

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ヴルムのサーチ先です。0スケールなのでバルブも手札から出せたりします。8スケールが発動されているとP召喚が可能であり、場に存在する時真価を発揮します。エクストラデッキからほぼ何もできない状態でドラゴン族モンスターを呼び出す事が出来、コーラルドラゴンを呼び出します。

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このコーラルドラゴン自体は何も出来ませんが、チューナーモンスターであるため他のモンスターとリンク召喚をする事でハリファイバーにつながり、妨害をつくる事が出来るのです。更に覇王門零は場で破壊されると下スケールに発動出来るので、破壊するカードを下スケールに発動されてるカードにするとかなりお得です。スケールにもなり、非常に強力な為3枚です。

オッドアイズレボリューションドラゴン

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ラスターP、竜魔王、ダークヴルムにアクセスしスケール効果でイグニスター墓地から出せるとんでもないカード。3枚。

・竜剣士&竜魔王モンスター
ラスターP 、マスターP
どちらもオッドアイズレボリューションでサーチ可能。ラスターPは盤面に絡むPモンスターの数を増やし、虹彩や紫毒の効果のトリガーとして使えるます。更にチューナーであるため、ハリファイバーにも繋がる非常に優秀なカードです。マスターPは主にラスターがデッキに無くても竜呼相打つを使えるようにする目的で採用しています。スケール効果で場のスケールを破壊出来るので、Pデッキと対戦した際に相手のスケールを破壊する事が可能です。

レクターP、ベクターP
どちらもオッドアイズレボリューションでサーチ可能。竜呼相打つから呼び出す面が大きいですがスケール効果で相手のPカードの能力を大幅に制限するのでPデッキとの対戦では非常に強力です。

最強です。

・アストログラフマジシャン
エレクトラムからアクセスし損失無しで場に出せるPモンスターです。リンクやシンクロ、様々な使い方が可能です。

・グローアップバルブ
主にハリファイバーから呼び出します。覇王門零、アストログラフがレベル7なのでこのカードと8シンクロを作る事が可能です。単騎でもハリファイバーになる事が可能であり、素引きしてしまっても覇王門零からのP召喚も可能であり必要な1枚。

・ゴウフウ
このカード1枚からスカルデッドです。ゲームを終わらせてしまうほどのパワーのある1枚。そのうちに禁止カードになると思います。

・手札誘発
どのデッキにも強く打てるGうららを3枚ずつ、ハリファイバーからアクセス可能で相手のデッキによって強弱のあるうさぎを2枚にした計8枚です。

《魔法カード》
・竜の霊廟
ダークヴルムにアクセスし、なおかつP召喚前にエレクトラムを出す事が可能になるカードです。引きたいですが被らせたくないので2枚採用としています。

ダークヴルムやバルブにアクセスするカードです。

・ペンデュラムコール
調弦の魔術師にアクセスするばかりか、足らない方のスケールにもアクセスできる強力なカードです。

・竜呼相打つ
P前にエレクトラムに(ry
チューナーにもアクセスするカードです。強い。

《罠カード》
時空のペンデュラムグラフ
虹彩からアクセスし、妨害として使います。破壊に失敗しても対象を取らずにカードを墓地に送る効果があるので、復活や神意の破壊代替効果を貫通できます。


長くなってしまいましたがメインに採用されているカードの紹介を終わります。

・リンクリボー
ゴウフウ、バルブが絡む時に使用します、基本的にハリファイバーやスカルデッドになりますが、盤面に残すとハリファイバーへの攻撃を守れたりします。

スケールを揃えつつ手札を補充する非常に強力なカードです。3枚欲しい時もありますが、他のカードも必要なカードの為2枚。

・ハリファイバー
強力な展開能力を備え、リンクマーカーも下に二つ伸びている為、エレクトラムに次いで出番の多いカードです。展開や妨害に使う2枚が適正な枚数だと思います。

主に後手を捲る際に使用します。除去能力が対象を取らないため、大抵のカードを除去可能です。ハリファイバーから簡単に出せるので1枚入れておくといいと思います。

・スカルデッド
手札の補充、調整、展開能力を備え、リンクマーカーが下に3つ付いている凄いカードです。基本的にゴウフウスタートの場合に出しますが、Pでの大量展開が通った場合に出す事があります。また、ゴウフウスタートの場合、手札のPモンスターをあえて召喚してスカルデッドにするとモンスターの数を1体分増やす事が出来ます。サイド後は神カードや手札誘発を引き込むために出す事があります。

・バグースカ
こちらの展開にGを打たれてしまった時の止まりどころとして採用されていますが、恐竜デッキには拘束力が強いので出しに行きます。

・覇王スターヴ

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互いの場・墓地にいるモンスターをコピー出来るため強力な効果を持ったモンスターをコピー出来ます。エレクトラムやオッドアイズレボリューションをコピーするのが強力です。

・クオンダム

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ハリファイバーから呼び出すカードであり、相手ターンに後述の覇王クリアウィングを出すためのカードです。

・ワンダーマジシャン
ハリファイバーから呼び出すカードです。相手のスケールや永続を壊すために出します。

・コーラルドラゴン
ハリファイバー、覇王門零から呼び出します。前述の通りハリファイバーにも繋がります。覇王門零から出した場合はドロー効果が発動しないので気をつけましょう。

覇王クリアウィング

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サンダーボルト、ダメージの攻撃的な効果を二つ備えたモンスターです。クオンダムで相手ターンシンクロを狙ったり、調弦で相手の盤面を消してライフを取りに行く際に使用します。

・PSYフレームロードΩ
先行で盤面を作る際に目指す1枚です。現段階の遊戯王では1枚のカードの重要性が高いので1ハンデスは強力です。更に調弦で除外されている魔術師モンスターを墓地に戻す事で、黒牙の魔術師の効果を活かす事が出来ます。

・イグニスターP
対象を取らないデッキバウンス効果、デッキから竜剣士を呼び出す展開効果を持つ非常に強力なカードです。ラスターPを呼び出せる為、ハリファイバーにも繋がります。

《不採用カードについて》
スケールを揃えたりするにはいいカードですが1枚を1枚にするカードでしかなく、後手の際に非常に弱いと思った為不採用としました。ペンデュラムマジシャンを主軸としたデッキには必要だと思います。

・カーテンライザー
P前にエレクトラムになれるカードなのですがスケールが7で微妙に感じスケール8の黒牙と入れ替える形で不採用としました。好みが出る点だと思います。

・アモルファージノーテス

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先行で相手の展開を抑制でき、Gの止まりどころではありますが、現環境は処理の方法が多く微妙だと判断し不採用としました。しかしそれなりに効果的な相手はいるので採用する可能性はあります。

クロノグラフマジシャン

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アストログラフと同じ条件で出せますが手札の消費が激しく、スケールを確保する能力が非常に高いデッキでないと厳しいと考え、不採用にしました。

・ヴェルズナイトメア

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個人的に評価が高く、環境に合わせてバグースカと入れ替えるカードだと考えています。

現在の構築はこんな感じです。
この構築を使って僕が出たCSは、

ゆかいCSチーム戦 4-3 準優勝
横須賀CSチーム戦5-2 3位

で通算9-5
この構築と同じ構築を使用したけーすけさん(@Keisuke_Isogo)は、

ゆかいCS個人戦 優勝 7-1
ゆかいCSチーム戦 準優勝 5-2(同チーム)
横須賀CS 優勝 4-2-1

で通算16-4-2
だったので出場したCS全てで上位に食い込む事が出来、かなりいい構築だと思っています。
サイドデッキは環境の変遷によって変化するのでここでは紹介しない事にします。

長くなってしまったので、環境にいるデッキとの戦い方などは別の記事で紹介していこうと思います。拙い文でしたが最後までお付き合い頂いてありがとうございました。このブログが、見ている方のデッキ構築に役立てれば嬉しいです。


それでは。